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最新ポートランド• オレゴン通信 ー 現地が語るSDGsと多様性


ポートランド発 ー アメリカを支えていたのは、 英雄ではなく『名もなき彼女たち』だった
ニューズウィーク日本版掲載 2025年11月19日 Photo | Yayoi Yamamoto, PDX Coordinator & Planner, LLC アメリカの底で、静かな『生き抜く力』が社会を動かしている。 アメリカではいま、『レジリエンス』ーー 困難や逆境に直面しても、しなやかに回復しながら、また前へ進む力 という概念が、人々の暮らしの中で強く意識され始めています。 物価高、家賃高騰、医療費の重さ。 抽象的な政治論より、 今日の生活が成り立つかどうかが最優先事項 となりました。 とくに 9.11以降に生まれた若い世代にとって、 社会を人種・宗教・思想で『右か左か』に分けることよりも、 上と下の差 ーー 深まる格差こそが最大の苦しみ だと言います。 未来への不安は、抽象的な政治の話ではなく、目の前の生活そのものの問題に。 家賃、医療、学費、そして働いても暮らしが前へ進まない現実。 この現実は、ポートランドでも同じです。 このまちは、事業所の約8割を中小企業が占め、日本と重なる構造を持ちながら、物価上昇の波にあえぐ人も少なくありません


【米メディア緊急報道】アメリカが見た『日本初の女性首相という衝撃』― 高市首相に、賛否が分かれる理由
ニューズウィーク日本版掲載 2025年10月22日 REUTERS/Kim Kyung-Hoon 日本で初の女性首相が誕生しました。 高市早苗氏の就任を受け、アメリカ主要メディアが今朝、一斉に緊急報道。 歴史的一夜を、アメリカはどう見たのでしょうか。 |『女性初』の光と影――アメリカが見た高市早苗像 米国ロイター通信(中道系)は、前向き。 『日本の政治におけるガラスの天井がついに破られた』 Fox ニュース(保守系)は当然、好意的です。 『日本に新たな鉄の女が誕生した』 対照的に、ワシントン・ポスト(リベラル系)は、懐疑的。 『女性であることは歴史的。しかし、その政策はタカ派的。保守色が濃い』 一方CNN(リベラル系)は、冷笑気味です。 『女性首相誕生は象徴的。ただし、主張は伝統保守の延長線上』 オレゴン州立大学のジェンダー研究者、ダンカン教授はこう語ります。 『女性がトップに立ったことは確かに大きな一歩。とはいえ、本当に社会が変わるのは、周りが変わった時から初めて前進する。』 これ以上に辛口なのは、アメリカのニュース専門チャンネルMSNBC(リ


シニア×Z世代、共に築いた6万件の起業―ポートランド発『第二幕の知恵』とは?!
ニューズウィーク日本版掲載 2025年8月29日 Photo |Courtesy SCORE 『引退後の人生』は、終わりではなく、新しい幕が開く瞬間。 この町で広がる風景は、日本社会にとってどんな未来図へとつながっていくのでしょうか。 セカンド・アクト...


なぜポートランドでは『建てる』より『育てる』を選ぶのか?──まちづくり・働きかたの新常識
ニューズウィーク日本版掲載 2025年7月24日 Photo | Tuyo Development 『建てる』ことはゴールではなく、始まりなのかもしれない。 その気づきが、 これからのまちのかたちを変えていく 兆しとなっています。...


変わりゆくキャリア? 「信頼」と「誠実さ」が選ばれる時代へ ー 米国ポートランドが示す『ニューカラー・キャリア』
ニューズウィーク日本版掲載 2025年6月28日 ポートランドに本社を持つ大企業ホフマン建築のメンバー(写真一番左がリべカさん) Photo | Hoffman Construction Company 学歴よりも、信頼。肩書きよりも、実績。...


「捨てる」は終わり!最前線の『アップサイクル×社会貢献』~ ポートランド発・希望を紡ぐプロジェクト ~
ニューズウィーク日本版掲載 2025年4月1日 Photo | Suri Ho, Adorned in Grace 「私には不要な一着。でも、それが新たな価値を生み、誰かの人生を救う!?」 ここ数年、日本でもアップサイクルへの関心が高まりつつあります。特にアパレル業界では、...


子どもだけじゃない! 社会人こそ必須『思考力×多様な視点』 ~ ポートランド発 4つのヒント
ニューズウィーク日本版掲載 2025年3月3日 Photo | Catlin Gabel School, Oregon USA 就任からわずか1か月半。相次ぐ大統領令に加え、発言の一つひとつが世界中の人々を驚かせています。...


【2025年新市長】コミッショナー制度廃止! で、新体制のポートランドはどう変わる?
ニューズウィーク日本版掲載 2025年1月29日 Photo | Courtesy Mayor Keith Wilson 2025年初春、首都ワシントンでは混乱の嵐が吹き荒れる中、ポートランドには新たな希望の風が流れ込んでいます。...


『新レトロ×アップサイクル』が描く持続可能な価値。ポートランドで再発見する『手書き文化の魅力』
ニューズウィーク日本版掲載 2024年12月24日 Photo |Yayoi Yamamoto_PDX Coordinator & Planner, LLC クリスマスのイルミネーションで彩られたポートランド。地元郵便局に並ぶ人々の手には、手書きのカードがあふれています。...


あゝ...確トラ『不法移民政策が映す米国リアル』報道されていない現状、そして日本への影響とは⁈
ニューズウィーク日本版掲載 2024年11月16日 突如、『風刺的な』トランプ元大統領の像が ポートランドのダウンタウンに! 足元には、【自らの性的暴行の生涯をたたえる】と皮肉たっぷりに刻まれたプレートに市民は大うけ。 しかし、設置されて間もなく何者かによって首が切り落とさ...


米国ポートランド・新ターミナルが注目を集める理由! 『 持続可能な空港で体感する幸福感? 』 空港トップが語るリーダーの3つの真髄とは?
ニューズウィーク日本版掲載 2024年09月09日 『ええっ!? ここって空港なの?』と感じてもらえるよう、70本以上の生木を配置。(中には7メートル以上の高さの木まで!) さらに、5千鉢以上の植物を使って、米国北西部の森をPDXの中にそのまま再現しています。 なぜここまで...


【大統領選・米国レポート】白人貧困層のリアル『ヒルビリー・エレジー』が映し出す、日本社会との意外な接点とは?
ニューズウィーク日本版掲載 2024年08月17日 Photo | Shutterstock 日本人選手が驚異のメダルラッシュを達成し、テレビに釘付けになっていたパリ・オリンピック。 その裏では、ハリウッド映画さながらの展開劇が大統領選で繰り広げられていました。...


「もしトラ」→「ほぼトラ」→「?」 バイデン撤退後のアメリカで起こっている「ストレートな会話」とは?
ニューズウィーク日本版掲載 2024年07月22日 Photo | Shutterstock トランプ銃撃事件で揺れた米国、やっと落ち着きを戻した日曜日の午後。新たな速報が流れ、全米中のみならず、世界中が再び揺れ動きました。...


元オリンピック選手直伝!「健康寿命と幸福寿命」を延ばす3つのヒント。 ポートランド版・エイジレスの秘訣とは?
ニューズウィーク日本版掲載 2024年06月26日 『健康寿命』という言葉を最近よく耳にします。そして、『幸福寿命』という人生において幸せを感じられる期間を表す言葉も浸透しつつあります。 健康でどれだけ長く幸せに過ごせるか。これこそが万人の願いではないでしょうか。...


アップサイクルの進化『ポートランドブランドが築く新たな波と持続可能な未来』
ニューズウィーク日本版掲載 2024年05月27日 ここ数年、全米でも環境的にも新しい産業としても大きな注目を集めている『アップサイクル』。 日本でもつい先日、製菓会社の廃棄米と紙素材メーカーの協業による新たな名刺紙が発表されたり。また、廃棄される果実の皮から作られたヘアケ...


米オレゴン州司法省次官が語る『大統領選挙、フェイクニュース、そしてバイアス犯罪』の最新動向
ニューズウィーク日本版掲載 2024年04月30日 新型コロナ5類後初めてとなる、ゴールデンウィーク真っただ中の日本。 とはいえ、この物価高や円安の影響で、旅行を見合わせる人も少なくありません。 今年のゴールデンウィークも家でのんびり・・と思いメディアを見ると。...


【日系メディア初!】オレゴン州・在メキシコ総領事インタビュー『多様な人生の分岐点~在米移民の真実』
ニューズウィーク日本版掲載 2024年02月24日 『メキシコ』、そう聞いて、あなたはなにを想像しますか。 カラフルな色彩、独特の帽子とポンチョ、タコス・・・。 それとも、画面で映し出される非合法移民の命がけの国境越えの姿。...


【最新予測】2024年に迫る⁉ ポートランド市場の3つのポイント。物価高の先読みに迫る!
ニューズウィーク日本版掲載 2023年12月18日 コロナの爪痕を引きずりながら、日々踏ん張り続けていく。そんな体感の2023年。 物価高、光熱費上昇、中東やウクライナ情勢。そして、来年11月に控えた米大統領選挙など、不確定要素が多い中で生き抜く日々だったように感じます。...


ポートランド流『ポジティブ消費』お茶の融合で生まれるウエルネス - 全米コーヒーの町に新たな息吹
ニューズウィーク日本版掲載 2023年11月19日 ポートランドを象徴するキーワード。それが、『コーヒー』『地ビール』『地産地消』といった嗜好品。 先日発表された、『2023年全米コーヒーの町*』の第2位に選ばれたことからも、その人気と質の高さが伺い知れます。 * 〖...


AI x デザインビルド - 米・オレゴン州 建築『新・持続的なビジネス成功への鍵』
ニューズウィーク日本版掲載 2023年9月24日 建築、まちづくりで名をはせてきたポートランド。 あれから、ほぼ10年以上が経過した今。 10年ひと昔という言葉の通り、建築業界も(そして行政も)急激な変化を遂げています。 そんな中、建築業界でここ数年よく耳にすることば。...
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